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(仮称)JR三ノ宮新駅ビル((仮称)三宮駅前第2地区都市再生事業)


国土交通省は2024年4月26日、国土交通大臣が「(仮称)三宮駅前第2地区都市再生事業」について民間都市再生事業計画の認定を行ったと発表しました。 これにより、計画の認定を受けた事業者は、民間都市開発機構による金融支援や税制上の特例措置を受けることができます。 同事業では、JR西日本などが神戸市中央区雲井通8丁目に、商業施設、業務施設、宿泊施設などで構成する地上30階、地下2階、高さ約155m、延べ面積91,781㎡の複合ビルを新設します。 設計・施工は竹中工務店・大鉄工業JV。 2024年3月6日に起工式を開き、4月1日に着工しました。 2030年3月末に竣工する予定です。



完成イメージ

(仮称)JR三ノ宮新駅ビル

[以下図面、国土交通省2024年4月26日付報道発表資料より引用]

建設地は「三宮ターミナルビル」の跡地です。同ビルには「三宮ターミナルホテル」や商業施設「三宮OPA」などが入っていました。 三ノ宮駅の新しい駅ビルとして、超高層複合施設に生まれ変わります。



施設構成・断面図

(仮称)JR三ノ宮新駅ビル

低層部に商業施設、中層部にオフィス、高層部にホテルを配置。隣接の商業ビル「ミント神戸」と結ぶ屋外デッキも計画しています。

神戸市は2015年9月に三宮周辺地区の「再整備基本構想」を、2018年9月には神戸三宮「えきまち空間」基本計画を策定していました。

神戸市、JR西日本、URの3者は、相互の連携・協力のもと、JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区の再整備を進めていくことに合意し、2021年10月5日に「JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区再整備の推進にかかる連携・協力に関する協定」を締結しました。

新駅ビル開発においては、神戸市が事業実施に必要な行政手続き及び公共施設を整備し、JR西日本グループがビル建設を行い、URは共同事業者として、土地の一部を取得し、新駅ビルと歩行者デッキおよび三宮クロススクエアの工事間調整、公共施設活用に関するルールづくりやエリアマネジメント組織の立ち上がり支援等を行います。



位置図

(仮称)JR三ノ宮新駅ビル

2023年6月に着手した準備工事では、新駅ビル開発に伴う仮囲いの設置及び通路の切り替えを行い、神戸市が新駅ビル周辺において歩行者デッキの再整備などを進めました。 同年12月からは、南駅前広場の撤去工事に着手し、順次、仮囲い設置や通路切り替え、一部動線の閉鎖を行っています。



概要

名 称(仮称)JR三ノ宮新駅ビル
事業名(仮称)三宮駅前第2地区都市再生事業
所在地兵庫県神戸市中央区雲井通8丁目1-2
最寄駅JR「三ノ宮」駅ほか
建築主 西日本旅客鉄道株式会社
独立行政法人都市再生機構西日本支社
JR西日本不動産開発株式会社
設 計竹中工務店・大鉄工業JV(基本設計:安井建築設計事務所)
施 工竹中工務店・大鉄工業JV
用 途商業施設、業務施設、宿泊施設、駐車場、駐輪場、駅前広場
敷地面積8,583.13㎡
建築面積8,063.89㎡
延床面積91,781.24㎡(容積対象面積:83,494.11㎡)
構 造鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
階 数地上30階、地下2階、塔屋2階
高 さ約155m
着 工2024年4月1日(新駅ビル準備工事着手:2023年6月/起工式:2024年3月6日)
竣 工2030年3月31日予定
備 考 ◆2021年10月05日付ニュースリリース(三者協定締結)は→こちら
◆2022年03月30日付ニュースリリース(計画概要発表)は→こちら
◆2023年05月23日付ニュースリリース(準備工事開始)は→こちら
◆2023年11月15日付ニュースリリース(準備工事の件)は→こちら
◆2024年02月26日付ニュースリリース(工事着手の件)は→こちら
◆2024年04月26日付報道発表資料(民間都市再生事業計画認定)は→こちら

[民間都市再生事業計画 申請事業者]
西日本旅客鉄道株式会社
JR西日本不動産開発株式会社
JR西日本SC開発株式会社
大阪エネルギーサービス株式会社

最終更新日:2024年4月30日



地図

JR「三ノ宮駅」の周囲には、ポートライナー「三宮駅」、阪神「神戸三宮駅」、阪急「神戸三宮駅」、地下鉄西神・山手線「三宮駅」、地下鉄海岸線「三宮・花時計前駅」があります。



2023年9月撮影

(仮称)JR三ノ宮新駅ビル

2023年9月3日撮影。 建設地を南側より見ています。2023年6月に準備工事に着手し、仮囲いの設置及び通路の切り替えを行っています。 また、神戸市も新駅ビル周辺において歩行者デッキの再整備などを進めています。




(仮称)JR三ノ宮新駅ビル

その左手。 2021年4月26日に開業した「神戸三宮阪急ビル」(地上29階、高さ約120m)がそびえています。 同ビルは商業施設「EKIZO神戸三宮」やオフィス、ホテル「レムプラス神戸三宮」などで構成します。 JR西日本の新駅ビルは同ビルを約40メートル上回る高さになります。




(仮称)JR三ノ宮新駅ビル

右手。2023年12月からは、この駅前広場も撤去され、仮囲い設置や通路切り替え、一部動線の閉鎖が行われることになります。




(仮称)JR三ノ宮新駅ビル

仮囲いに設置されたゲートの様子です。




(仮称)JR三ノ宮新駅ビル

隙間から見た内部の様子です。




(仮称)JR三ノ宮新駅ビル

その右手。三ノ宮駅方面です。




(仮称)JR三ノ宮新駅ビルの工事案内

工事案内です。(仮称)JR三ノ宮新駅ビルは、2024年春に着工する予定で、2029年度の開業を目指しています。写真クリックで拡大画像を表示。







2021年10月撮影

JR三ノ宮新駅ビル構想

2021年10月3日撮影。JR三ノ宮駅の南西側出入口。




JR三ノ宮新駅ビル構想

その右手。「三宮ターミナルビル」地上部の解体工事が終わり、イベント会場などに使われていました。




JR三ノ宮新駅ビル構想

その右下。旧ビルの地下部分は一部残されています。




JR三ノ宮新駅ビル構想

その右上方。駅前の様子。中央に見える歩行者デッキに移動します。




JR三ノ宮新駅ビル構想

歩行者デッキから見た建設地。




JR三ノ宮新駅ビル構想

撮影時は「六甲ミーツ・アート芸術散歩」の特別展示を行っていました。同イベントは2021年9月11日から11月23日まで神戸市内各所で開催中です。写真クリックで拡大画像を表示。




JR三ノ宮新駅ビル構想

展示物。




JR三ノ宮新駅ビル構想

展示物。




JR三ノ宮新駅ビル構想

展示物。




JR三ノ宮新駅ビル構想

簡易的な駅出入口があります。




JR三ノ宮新駅ビル構想

その東側では期間限定のアウトドアホール「ストリートテーブル」を開催中でした。




JR三ノ宮新駅ビル構想

開催期間は2020年12月19日~2021年11月28日です。




JR三ノ宮新駅ビル構想

2022年3月31日追記:2022年4月1日から2023年5月31日までこの場所は、神戸市、JR西日本、神戸新聞会館、URで構成する「JR三ノ宮駅前にぎわい創出実行委員会」が、コミュニケーションスポット「&3 PARK」として活用します。公式HPはこちら。 新駅ビルは2023年6月以降に着工することになりそうですね。







2021年4月撮影

三ノ宮駅ビル

2021年4月11日撮影。駅前の歩行者デッキから見た建設地の様子です。大鉄工業が「三宮ターミナルビル」を解体していました。




三ノ宮駅ビル

その左手。解体工事の工期は2021年5月末までです。




三ノ宮駅ビル

その左手。 2021年4月26日に開業した「神戸三宮阪急ビル」(地上29階、高さ約120m)がそびえています。 同ビルは商業施設「EKIZO神戸三宮」やオフィス、ホテル「レムプラス神戸三宮」などで構成。 JR西日本の新駅ビルは同ビルを上回る高さになりますね。







2013年5月撮影

三ノ宮駅ビル

営業中の「三宮ターミナルビル」です。 1981年3月に開業しています。 建物所有者は西日本旅客鉄道(株)、三宮ターミナルビル(株)、(株)ジェイアール西日本ホテル開発です。

「三宮ターミナルホテル」は1階(ベーカリーカフェ)、4階(フロント、レストラン)、6階~10階(客室190)に展開。 商業施設「三宮OPA」は地下2階~地上3階で営業していました。

このほか三井住友銀行ATM(1階・2階)、医院、調剤薬局(4階)、テナントレストラン(1階、11階)、雑貨店(1階)が入っていました。

「三宮ターミナルホテル」は2017年12月末で営業を終了し、2018年3月末に全館閉館となりました。





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